研究者は思い描いていた通りの結果が得られたとき、どのような感情になると思いますか?もちろん、失敗が続いていたら「やったー」だとか「うれしい!」といった爆発的な喜びを感じることもあります。でも、爆発的な喜びの中に潜む、頭の中の冷静な部分では「よし、これで次のxx実験ではyyという方法でやろう」と、一つ先の課題に取り掛かっています。
今まで私たちが行ってきたiCeMS Caravanでは本当に生徒さんたちから多くのコメントをもらいました。
「頭の中が疲れたけど、本当に楽しかった」
「なんで勉強するかわかった気がする」
私たち研究者は、皆さんが思っている以上に(?)「ありがとう」と言われることが少ない職業です。そのせいか、こういった直球のコメントを頂くと、「やったー」「うれしい!」という爆発的な喜びを感じます。でも同時に「もっとiCeMS Caravanの意味を深めるためにはどうしたらいいのだろうか?」とも考えています。
私たちはその答えの一つとして、「保護者の方々にも学びのカラクリを感じていただく」という目標を掲げました。
研究を生業とする私たちはiCeMS Caravanを年に何回も開催することはできません。しかし、ご要望があれば、保護者さん達を対象とした事前講演を行うことも可能です*。講演会といっても壇上から一方的に話しをするようなものではなく、保護者さんたちと会話をし、私たちに何ができるのかを考えることが目的です。
iCeMS Caravanは私たち講師のみで作る企画ではなく、みなさんと一緒に作り上げるものだと思っています。しっかりと皆さんの声お聞きするためにも、当HPまでお気軽にご意見をお聞かせいただければと思います。
(*今年度は12月1日に沖縄県立球陽高校にて講演会を開催します。)